先回は専守防衛の基本は、相手に先に殺されることであると書きました。
防衛省防衛政策の基本から。
「専守防衛とは、相手から武力攻撃を受けたときにはじめて防衛力を行使し、その態様も自衛のための必要最小限にとどめ、また、保持する防衛力も自衛のための必要最小限のものに限るなど、憲法の精神にのっとった受動的な防衛戦略の姿勢をいいます。」
我が国の防衛の基本は上記の様に成っています。
先日「空母いぶき」と言うとてもおもしろい漫画を見る機会が有りました。
その中で、中国軍が与那国島を奇襲、爆撃する場面が有るのですが、与那国島に駐屯している自衛隊員の会話が、嗤えてしまうのです。
中国軍が我が国のレーダーサイトを爆撃破壊し、300人もの中国兵が落下傘降下しているにも関わらず、わが自衛隊の指揮官は「発砲は許可するが、中国軍が発砲するまで、撃つな」と命令するのです。
漫画をバカにしているのではありません。漫画は我が国の「専守防衛」を忠実に描いています。
漫画に出てくる自衛隊指揮官の命令も「専守防衛」に沿った正しいものです。
しかし自国領土を侵略、爆撃されても、なお相手が攻撃するまで撃つなとは、余りにもばかばかしく嗤うほかないのです。
私は我が国の「専守防衛」を嗤っているのです。
漫画に描かれていることが現実に起きても、自衛隊は同様の対処をするでしょう。
殺されるまでは、撃つな、と。
相手が発砲・攻撃すると言うことは、100%自衛隊の位置を知ってから、重火器、戦車、ロケット弾などで一斉攻撃しますので自衛隊員は多分死ぬでしょう。
そして生き残った者が反撃すると言う事に成ります。但し生き残っていればの話ですが。
自衛隊員を死なせたくなければ、「専守防衛」は一刻も早くやめるべきです。
禺画像] 皇紀二千六百七十七年、平成二十九年四
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